かねやま絆の森づくりの最近のブログ記事
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全国育樹祭(森)と2年後に山形県で開催される全国豊かな海づくり大会(海)の記念事業として、一足先に森から海へつながる活動を実践しました。県の魚「サクラマス」が、私達の森づくりと地元の川をつないでくれました。こうした活動の輪がどうか広がりますように!力を合わせることは難しくない、勇気を出して集まる最初の一歩だけだよと、参加者のやり遂げた充実感、達成感に満ちた笑顔が教えてくれました。
朴山分校をあとにして、いよいよ午後の活動現場に移動します。車で15分ほど北に移動し、漆野春木地区へ到着です。会場となった漆野・春木地区長よりご挨拶をいただきました。
回覧板で町内に告知をしてくださったおかげで地区の方が大勢、見学に来てくださいました。橋の上にまで、たくさんの地区の方がいるのが見えます。
金山町森林組合長、そして森林所有者でもある岸会長は「5年前に一緒に森づくりを始めたが、今回は おさかなプロジェクトということで、まさか森からこうした川での活動にまで広がるとは思っていなかった」と、驚きつつも大変喜んでくださいました。
地元の漁協さんがこの周辺にいる魚の話をしてくれ、参加者も喜びましたが、一番嬉しそうだったのは漁協の皆さんでした。いろんな組織の方と活動すると、こうした相乗効果が起こります。どの参加者も、自分たちのことを知ってもらい、誰かに「ありがとう」「いいね」と言われることが喜びとなり、自信につながっていきます。一番大切なことだと感じます。どの組織の参加者にも、森づくりは「作業」をしに行くだけではない、CSR活動として「ステークホルダとかかわりを持つ」事が大事だとしっかり話しています。
美しい山形・最上川フォーラムでは、誰でも参加できる身近な川や水路、沼など水辺の環境調査を毎年、県内各地で一斉に行っています。毎年約1千名規模での活動を継続されていることは本当に素晴らしい事業だと頭が下がります。今年は私達「かねやま絆の森」を含め、県内から87団体が参加申込みをしました。この日の参加者が多かったため、最上川フォーラムさんに相談したところサポートの方をたくさんつけて指導してくださいました。
調査は透視度計と簡易水質検査器材(パックテスト)を使って行います。パックテストはポリエチレンのチューブでできていて、中に試薬が入っています。川から汲んだ水をスポイトのように吸い込ませます。時間がたつと試薬が溶け、水の色が変化してくるので標準色と比べてその濃度を判定するというものです。
こちらは水素イオン濃度(pH)調査です。黄緑色のpH7が中性で、オレンジ色になるほど数値が小さい酸性が強く、青色になるほど数値が大きくなるアルカリ性が強い水ということを示します。川のpHは通常6~8程度で中性であることが望まれますが、皆さんの結果は・・ここ春木川は理想的な中性で問題ないようでした。他にも、科学肥料が流れ出て汚染されていないか(リン酸体リン調査)、藻やプランクトンの異常発生はないか(硝酸性窒素調査)、生活排水や畜産排水で汚染されていないか(アンモニア性窒素調査)など全部で5項目の検査をしました。
こちらは、水の透明度を測る調査です。容器の中に川から汲んだ水を入れ、上からのぞきながら下に付いている栓の水を抜いていき、底にある2重の十字線が見える位置の水の高さを測ります。水が濁っているほど透視度は小さくなります。漁協さんも地元の方も、長い間親しんでいる川ですが、こうした調査に参加するのは初めてだそうで、とても良い機会だったと言ってもらえました。
私達は、参加者が目的を理解し、使命感を持って活動することはとても大事なことと考えます。森では「なぜ、下刈り作業が必要なのか。なぜ、ヒトの手が必要なの
か」、川では「なぜ、稚魚を放流するのか。なぜ、きれいな川でないといけないのか。」を森と川の関係者が分かりやすく明確に説明してくれたことで、参加者
が「なぜ今日ここに来たのか。何を求められているのか」心に火がつきます。繰り返していくと、参加者の「満足度」を参加者自身が上げていくようになります。
—-アンケートより 森と海をつなぐ「おさかなプロジェクト」実践してみて—川の健康診断、稚魚放流の感想を教えてください。—
・稚魚放流と健康診断もした事が無かったので貴重な体験をしたなぁーと。 川もとても綺麗でその場所にいるだけで贅沢な気分でした。
・個人では経験できないであろう、稚魚放流は子供たちの記憶にきっと残ると思います。川の健康診断も学校での実験のように楽しめました。何気なく見ていた川ですが、今後は川の環境にも目を向けてみたいと思います。
・あまり馴染みのなかったサクラマスの生態も分かり、山形県の魚ということが今回の知識の収穫でした。
川がきれいになったところで、いよいよ「サクラマス稚魚放流」です。
今回、用意していただいた貴重な稚魚は5~6センチで2gほど。昨年9月に孵化したそうです。今回の「おさかなプロジェクト」のシンボルであり、関係したすべての組織が託す未来への希望であり、異業種間の友好の証です。
放流されたあと、海に下ったサクラマスはイワシなどの小魚を主食にして50~60cmま
で大きく成長し、次の年の春に故郷の川に戻り、秋に上流域の川底の砂利の場所で産卵します。
<森、川、海のつながりについて> どんなことでつながりを実感できましたか?
・どれか一つだけが綺麗でも駄目だということ。
・森から流れる水が川となり海へつながり、その途中でお米や野菜、魚といった食べ物が育ちます。きれいな森を守ることは、私たち人間や他の生物の命の源を守るということかなと。
・森の保育作業に漁協と森林組合の方が参加いただいた、この活動が実現したことこそが「森、川、海のつながり」を実感できたことだと思います。
子ども達の放流に続いて、森の人と川の人が仲良く一列に並んで稚魚を放します。魚でも水温に慣れるまで時間がかかるらしく、しばらくの間は参加者の元を離れません。名残惜しんでいるようにも見えます。今回の健康診断は、サクラマス講話で学んだ「どんな川だったらお魚が帰ってこられるか」イメージするのに大変良い体験でした。稚魚が戻ることだけでなく川の環境維持に対する関心が持続する気がしました。子ども達が、身近にある川を見て「この川はどのくらいきれいなんだろう」とか「ここには魚が帰ってくるかな」という会話をしてくれたら良いですね。
クロージングで「森のがっこう朴山分校」を卒業する子ども達。校長先生(三英クラフトの星川社長)から、修了証とメダルが授与されました。また、クイズの賞品として内水面水産試験場様よりサクラマスバッジが子ども達全員に贈られました。子ども達の首に掛かけられたのは全国育樹祭のロゴマークをメダルしたものです。賞状のワンポイントにもマークを使いました。デザインの得意な山ゼロ参加者が、子ども達のために作ってくれました。
どこかの組織だけが有益な活動というのは、継続できません。企業が地域に提供するのは「お金」や「モノ」という形だけにとらわれず 「機会」であってもいいのではないかと思います。 今回、私達かねやま絆の森で提供できたものは「機会」でありました。今回のような活動が続いていけば、森と川が物理的に整備されるだけでなく、人と人がつながれます。たとえば、その活動テーマは毎回変わったとしてもチカラは合わせられる様になります。
—<森、川、海のつながりについて> どんなことでつながりを実感できましたか?—
・普段何気なく見過ごしている、環境(森、川、海)は、きちんと目を向ければ様々な発見があり、今後はもっと向き合っていきたいと強く感じました。何より自然の中は気持ちいい。
・森も川も年単位のサイクルで流れているので、つながりを実感するのにはもう少し時間がかかりそうです。
・森のある場所は川のかなり上流です。サクラマスが放流され海に下りまた上流へと溯上する。1匹の小さな魚でも森と海をつないでいるという実感がもてました。
—<人と人のつながりについて>異業種が力を合わせることは可能だと思いますか?また、力を合わせるために必要なことは何だと考えますか?——
・「繋がっている事」は知っていても、「それを思う・感じる」体験ができれば良いと思います。全ては、みんなの為に・・・。
・仕事や職場内だけでなく、まったく関係のないところで協力して成し遂げるといった機会や環境があればいいなと思います。まさしくこの、かねやま絆の森のような。
・同じ目的意識と共感と共有があれば可能
・異業種が力を合わせることは可能だと思いますし、不可能であったとしても可能にしていく努力が必要だと思います。力を合わせていくためには相手を尊重しながらも自分の状況をきちんと相手に伝えるコミュニケーション能力が必要だと思いますし、また、相手のために力を尽くし、相手から力を尽くしてもらったらそれに対する感謝の心、心と行動の交流が必要だと思います。
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サクラマスは、平成4年に山形県の魚に制定されました。イメージとしては庄内浜の高級魚、内陸ではヤマメとしても親しまれています。その姿から、豊かな自然をイメージできる魚といえます。実は、川で卵から生まれた稚魚は海に下るものはサクラマスになり、川に残ってそのまま生きるものはヤマメになるんだそう
です(同じ稚魚)これには皆、驚きました!
昼食を食べながら「森のコンサートin朴山分校」スタートです。参加者が自分達で企画・準備・進行をしてくれました。驚いたのは、参加者のお子さんが演奏するピアノが想像を遥かに超えたレベルの高さだったことです。「あまりにも本格的な演奏が始まり、油断していた私は口の中のものを噴き出してしまいそうになりました。」サプライズ、大成功です。
チーム丸魚の皆さん。実は、今回のお魚プロジェクトの基礎の部分は山形丸魚さんが「何故、魚屋が森づくりに参加するのか」を5年前に教えてもらった事が、ずっと心に残っていてこの日の企画につながりました。「うちは魚屋で、きれいな水があってこそ恩恵を受けて商売ができる、海へつながる一番上流にある森を整備することも私達企業としての責任だから。」
その話を聞いて、ハッとしました。企業の森づくりは単なるボランティアではないことが分かりました。そして、そのあとから参加してくれた日東ベストさんやメドテックさん、京浜パネル工業さんなど、製造業の皆さんが一様に同じことをおっしゃるのです。「うちは、きれいな水の恩恵を受けて事業が成り立っている」と。そこで、世界に誇る山形のモノづくりは、里山の豊富な水資源が支えていることが分かりました。
皆さん「感動した」「よくやった」と大きな拍手を送っています。
「まさか草刈の後に、バッハの曲を聞けるなんて!素敵でした。」と参加者。
「懐かしい雰囲気の教室で、ゆったりとした時間を過ごせた気がします。地元の食材も堪能でき、お昼ご飯も大満足でした。ありがとうございました。」
「あのような雰囲気の中で、驚く程上手な音楽を聞けて、親子共々楽しい時間でした。準備、打ち合わせから入念にして頂いた、素晴らしいコンサートでした。」
和やかな雰囲気の中を一番後ろで、参加者達の事を微笑ましく眺める森林所有者の三英クラフト 星川社長と森部長。5年前の協定準備では、三英クラフトさんも山ゼロも不安や疑問がある中で、「とにかくお互いが初めてなので、まずやりながら相談しながら頑張っていこう」とスタートしました。あれから5年、山ゼロの参加者は回を増すごとにたくましくなり、金山への愛情が増し、責任感というか自覚が生まれ、地域に参画する喜びや使命を持つようになりました。本人達は意識していないかもしれませんが、本当に確実に成長しました。三英クラフトさんでも、皆さんの変化や収穫がたくさんあったと伺っています。
そして、そのバトンをなんとか、地域の方や子ども達につなげるようになりました。かねやま絆の森は、そこに集う人がフラットな雰囲気を自分達でつくります。垣根をなくそう、お互いに理解しあおうと個々が行動します。これが出来るようになったのは参加者に自信がついたことと、活動の積み重ね、訓練の繰り返しに尽きます。
初参加のアイジー工業さんが、山ゼロ従業員の子ども達と指相撲しています。どの子ども達も、前回参加したときは両親の近くを離れなかったように記憶していました。
この日は子ども達が自分から参加者に話しかける様子が見られました。子どもにとっても居心地が良い、のびのびと活動できる、楽しいと感じてくれるような場所になれたのかなと、また少し絆の森が成長できたのかなと感じます。
いよいよ、おさかなプロジェクトのスタートです。参加者をランダムにグループ分けし、自己紹介から始めました。どのグループも初めまして同士が多いのですが、最初から皆さん笑顔で和やかムードです。組織の垣根なく、役職年齢関係なく、大人も子どもも同じ一人の参加者として対等です。心配は無用だったということが分かりました。
ここで、「サクラマス」について講話の内容を少しご紹介します。
卵から生まれた稚魚がしばらく川で成長し1年半たつと、メスの多くとオスの一部が海水に適応できる体に変わり、海に下ります。いろんな面白い話が諸説あるようで、たとえば川でうまく適応できなかった稚魚が強い稚魚に追い出されるように海へ渡っていくとも言われます。が、その稚魚が海から帰ってくる頃には、体長は川に残ったヤマメの2倍、重さは10倍近い大きさになるのです。
サクラマスが川で生活できる理想の環境は、
・河口から産卵域の上流まで自由に行き来できること。
・川の回りに樹木が多く生えていて、餌の昆虫類の供給と日陰による隠れ場があること。
・夏場を乗り切るための湧水のある淵の存在や冷たい水の支流に自由に行ける環境であること。」
だそうです。ここで参加者は、水産試験場特製サクラマスバッチをかけた「サクラマスクイズ」に挑戦。バッジを欲しがる大人が続出しました。
産卵と孵化は川の上流で行い、川を下って海で大きくなり、また川を上り上流の森まで戻ってくる生態から、サクラマスはまさしく森と海をつなぐ魚といえます。
講話のクライマックスでは、サクラマスが生活するための環境は、
①豊かな水源につながる「健康な森」、
②生活の場となる「自然豊かな川」、
③プランクトンの発生に必
要な海の栄養源となる「豊かな森から流れ出る豊富な河川水」
が必要で、森と川と海のつながりがうまくいくことは、そこで暮らす生物にとってとても大事なこ
とだと締めくくられました。
子ども達が、田んぼの堰でヘビを見つけました。悠々と水の中を移動するヘビ。他にも、きれいな水だからこその里山の生物に出会えます。たくさん拾ったヘビの抜け殻は、子ども達の大事なタカラモノになりました。(ナイキ エアフォース 1 \"ゴアテックス\" ブラック CK2630-701)
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いよいよ全国育樹祭が10月に迫ってきました。この活動も、育樹祭をいっそう盛り上げるために育樹祭記念事業に登録して開催しました。森と川の人が初めてお互いのフィールドを経験するチャレンジ!まずは、午前中の森の保育が無事に終了しました。
ふもとの分校から、かづきさんと子ども達が絆の森の頂上を目指して登ってきてくれました。昨年、大好評だったオカリナコンサートを今年も再演することができました。
三英クラフトの子ども達も到着です。お父さんの仕事場で、これから何が始まるのかちょっぴり緊張気味です。日差しが強いのを心配して到着してすぐに、娘さんの頭におそろいのバンダナを巻いてあげる優しいお父さんの姿も見られました。
「第2回オカリナコンサートin 朴山かねやま絆の森」スタートです。
今年も良いお天気、そしてたくさんのお客様の前で最高のステージとなりました。
演奏曲について、かづきさんは集まった人や集まる目的にぴったり合う曲を選ぶそうです。
小鳥のさえずりにそっくりな曲は、気分も弾みます。周囲の鳥たちも反応するんですよ。
今回、心に残った曲は「与作」です。北島三郎さんの代表曲です。オカリナの音色が曲にとても合ってました。望郷の想いを胸に、きちんと「トントントン~」のところで手拍子を入れる参加者達。楽しかったです!!
頂上でのミニコンサートが終わり、ふもとで記念撮影をするため参加者が山を降ります。
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そして、こちらが今年の絆の森。2014年6月現在の様子です。
ほぼ2年前の写真と同じ場所で、下刈り後のアフター写真です。上の写真と比べてあきらかに植樹した杉の成長が分かりますね!参加者の背丈を越し、少し離れてしまうと隣の人が見えなくなりました。さらに、作業中はランダムに植えてあるように感じる苗も、こうして見ると、規律正しく並んでいるのが分かります。
スゴイぞ、私達の森、スゴイ。
参加企業ごとに記念撮影をしました。
株式会社メドテック様、もう4年目の参加になり、環境教育や社員交流の機会などメドテックさんの森としても有効に活用していただいております。かねやま絆の森の理想の姿です。途中で責任者や窓口担当者の方々に異動もありましたが、世代交代をされながらも継続してこの森づくりに参加いただいています。本当にありがたいことです。いつもながら、チームワークはナンバー1です。
今回、初めて参加いただいた アイジー工業株式会社様です。「絆の森」に関する情報提供のご相談をいただいたのがご縁でこのたび「お試し体験」で参加していただきました。(が、お試しどころかフル稼働で汗を流していただきました)手を動かしながらも、運営のヒントになることがあればと積極的に情報交換されていたようです。「いろいろな関係者に話を聞くことができて大変参考になった」と喜んでくださいました。
1年目から一緒に活動している株式会社山形丸魚様です。
毎年の下刈りにも欠かさず参加いただいており、ひととおりの森の一生を体験されました。
お魚屋さんでありながら今ではすっかり「森の人」となった皆さん。普段はお魚を仕事にしている事もあり、今日のおさかなプロジェクトテーマ「森から海へつなぐ」活動には、いつにも増してはりきって参加してくださいました。
普段、ビジネス上でお世話になっているお客様とこうしてフラットに、ざっくばらんに話しながら汗を流せるのは本当に幸せなことです。CSRを協業する上で、森では各組織の皆さんが主役になって活動してもらっているところが、かねやま絆の森で大事にしていることです。また、新しい企業をお連れすることに、森林所有者も行政の方々も賛同し、「お互いを知ろう、理解し合おう」という姿勢で受け入れてくださいます。こうした信頼関係があり、当社としても安心してお客様をお連れすることができています。
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金山町森林組合の皆さん。今年、林業をテーマにした映画「WOOD JOB!」が絶賛上映されましたが、
まさしく実写版の世界の方々です。カッコイー!!
(土)、かねやま絆の森 第14回の現地活動を行いました。
今回は参加人数75名という、単独開催では過去最高の人数となりました。 中でも、地元の金山町森林組合さん(森の人)と最上漁協さん(川の人)をお誘いし、参加いただけたことが今回の一番の嬉しいニュースです。初参加の組織が多い中、レギュラー参加の皆さん、なんとなく張り切ってます。
本日の森の保育は「下刈り」という作業を行います。下刈りは周辺に生い茂る雑草や低木を刈り取ることで植林した苗木に充分な日光を与え、健康的な木に育てるために欠かせない森の保育作業です。年3回の活動のうち、自分達が植樹した苗の様子を見られる唯一の機会となり、参加者が楽しみにしている定期作業です。オープニングが終わると、大人たちはヘルメットをかぶり下刈鎌を手に絆の森の頂上を目掛けて出発しました。
子ども達は会場のすぐ隣にある「朴山分校」へ移動します。今日、2回目のコンサートを開いてくれるかづき先生が、オカリナの音を合図に分校までの道のりを先導します。下刈り作業の間、子ども達は親と分かれ、しばらくの間、廃校になった朴山分校で時間を過ごします。
入学するのは約10名の参加者(従業員)の子ども達、昔の小学校は初めての体験です。どんな風に思うでしょうか。
入り口に入るとすでに体育館を走り回っている子ども達の足音が聞こえてきました。
この朴山分校は、平成13年に廃校になりましたが解体せずに町の財産として残し、現在は教育資料館として活用されています。その中で資料として展示されている紙芝居に注目しました。「森林(やま)からのおくりもの」というお話でした。内容を見たらまさしく今日の活動内容にぴったり合ったテーマです。
かづきさんと相談し、急きょ、お昼のコンサートで参加者に読み聞かせをしてもらうことにしました。
ずいぶん昔の資料と思いきやこの紙芝居は、林野庁で貸し出ししてくれる教材のようで、現在でも現役で全国各地の環境教育に使われているようでした。
年月が経っても、環境問題や森と人とのかかわりといったテーマは永遠に変わらないということだと思いました。
森のがっこうでクラフト体験を担当して下さる、公益の森づくり支援センターさん。
子ども達に「クロモジ」という木の匂いぶくろ作りを教えてくれます。乾燥させた枝や葉っぱはとても良い香りがします。上品なスパやサロンに行ったような上品で癒される香りです。県内の格式ある旅館でも置いているところがあるそうです。
下刈りは、ふもとから参加者が横一列に並び、下から一斉に登りながら草を刈っていきます。
三英クラフトさんの指示通りに、隣の人と距離に気をつけながら刈り残しのないよう頂上を目指します。
最上漁協さんから、「これは山菜で食えるよ」と教えていただいたのは「シオデ」という山菜。山菜の王様だよ、と周りの人からも補足が入ります。そこから楽しい山の話になりました。
なにせ、周囲に山のプロばかりがいるのですから、山の知識について驚くような楽しい話題が飛び交います。
関係者の方々と一緒にいると、見るものすべてがタカラモノに思えるようになります。
この日、金山町役場さんで新しい仲間を連れて来てくれました。金山町地域協力隊のお二人は、この春、都会から金山町へ希望されて移住して来ました。金山町の活性化と未来の街づくりのために、これからもまたぜひ一緒に活動したいです。
「この杉は、昨年からこのくらい伸びたよ」と見方を教えてくださったのは、国土防災技術さん。
なるほど、茶色い幹の途中から緑色に変わっている部分、この写真で見ると、海老名さんの拳から上が今年の春から延びた部分です。だいたい70cmくらい一気に伸びました。
植樹して5年目の杉は人の背丈よりはるかに大きく、昨年よりぐんと大きくなりました。
今年は金山町も記録的な大雪で大変心配しました。この森の杉たちもすべて2mを超す雪の下で数ヶ月間、耐えました。三英クラフトの森は「雪起こし」(春に、雪の重みで倒れた苗を起こしてあげる作業)は不要とのこと。うちの杉は自力で起き上がるからと笑います。だから三英クラフトの杉は強く立派な木が育ちます。4度の冬を越した杉たちです、ますます生命力が強くなりました。
チームM(メドテック)の選抜メンバー+総監督の三英クラフト、森部長。作業もゴールを迎え、皆さん達成感に満ちています。すがすがしい笑顔で記念撮影です。
映画「WOOD JOB!」は、都会の若者が林業の世界に飛び込んでいく痛快コメディでしたが、「林業あるある」満載のドキュメンタリー要素や、美しい森の映像なども盛り込まれており性別・世代を超えて高く評価されたようです。
映画が追い風になって、林業がもっと盛り上がるといいです。林業や林業に携わる人々の魅力を知ってもっと山に人が来て欲しい!山に女性の笑顔があるといいですよね!かねやま絆の森も女性の姿がたくさんあります。保育作業などは、実は女性にも適性があると思います。なにより、森の中は気持ちが良いしタカラモノだらけ。
下刈り作業が完了し、頂上付近では参加者が自由に休憩中です。切り株を見つけて一休みしながら談笑するメドテックさんと、三英クラフトさん。山形丸魚のお二人は、仲良く一つの切り株に腰掛け、森部長と話しています。なんとなくその場の雰囲気で、会話ってできてしまうものです。「仕事以外の人となにげない世間話をする機会なんて、もう何年もなかったです」という参加者もいました。
金山町森林組合長で、この森の所有者である三英クラフトの会長でもある岸会長。
そして、隣で汗を拭いているのは最上漁業協同組合の阿部組合長。「森の人」と「川の人」が同じ場所で同じ作業をやり遂げました。
一つの壁を越えたお二人、一緒に汗を流し、だいぶ距離が近くなりました。
これからはお楽しみ企画「森のコンサート」が始まりますので、それまで一休み~。()
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「森づくりと、おさかなプロジェクト」
背景:
山形県では、荒廃した森林整備が急務とされる中で、県民参加による森づくりを推進しており、県と企業と地域が協力する「やまがた絆の森プロジェクト事業」では現在、当社をはじめ27の組織が県内の森で活動しております。
今年の10月には「第38回全国育樹祭」が山形県で開催されますが、メイン会場の金山町は私達かねやま絆の森の活動地でもあります。
また、2年後の平成28年には山形県で「第36回全国豊かな海づくり大会」の開催が決定し、こちらの方も県では準備委員会が立ち上がり「森から海へ」をテーマに森づくりと連携したプレ事業の検討なども始まっているようです。
昨年末に、山形県は「やまがた里山サミット」を設立しました。県知事による「森林(モリ)ノミクス宣言」にもあったように、山形県の里地・里山の資源を活かした産業振興・地域活性化こそが山形県の強みであり山形の豊かな未来への重要戦略となっております。
こうしたことから、今後ますます県民に対し森・川・海・水の大切さを一貫して考え、そこから恵みをいただく農林水産物への理解を深め、その価値を見直す機会が期待されていくと思われます。森と海は「川」によりつながっていきます。
今後は森だけ、海だけを見る活動から、視野を広げた活動へと変わっていくことが大切です。これは、一般県民だけでなく企業の社会的責任(CSR)のアクションの一環として企業側にも地域とのつながりを持つ好機となると考えます。
今年で活動5年目を迎えますが、森林所有者である三英クラフト様との意向の中に「いつかはこの活動を、川を通して海までつなげたい」という夢がありました。活動を摸索する中、山形県の魚である「サクラマス」の存在と、その普及状況についての現状に目が留まりました。
私達がテーマとしている地域のタカラモノ探しの中で、県のタカラモノである「サクラマス」に関わる事はステキなことではないかという話になったのがきっかけで、この「おさかなプロジェクト」が始まりました。
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クロージングでは参加者が作った育樹祭用プランターを、鈴木洋 金山町長へ贈呈。これで木の主伐(収穫)から出荷、そして木の活用までを体験した一日が無事に終わりました。
この日の様子は、TUYの番組「えこいろ」での2回に分けてオンエアされました。金山杉の迫力ある伐倒シーンや、ほっこりする親子の会話のシーンなど、参加者達の充実した姿が映像に残され大変良い記念になりました。
午後のタカラモノプロジェクト第一段として、森の安全講習会を開きました。
公益の森づくり支援センターの白壁さんから一人ひとりが気をつけることを講話いただきました。例えば、こんな風景を見てあなたが「危険だな」と思うところはありますか?と参加者に問いかけ回答してもらいます。
「岩の上に登っている人がいる。」「帽子をかぶっていない。」「前の人のリュックサックを掴んで歩いている。」
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「ウルシ」の種類と見分け方などを教えていただきました。森は、安全に気をつけて入れば楽しい所でもあるし、危険予知を怠って無謀なことをすれば恐い所でもある。そう教えてもらいました。
日頃お世話になっている三英クラフトさんからは、私達の活動で事前に実施してもらっているリスク対策についてお聞きしました。例えば、ハチが出ないようトラップを仕掛けたり、活動箇所の安全点検、動物ウイルス感染予防対策などしていただいています。三英クラフトさんが万全なリスク対策をしてくれて、私達は当日を迎えているということを参加者に知ってもらいたかったので、とてもいい機会でした。
ただし一番大事なのは「自分で責任を持つということ」。日々の生活も、仕事でも同じですが「自分の身は自分が守る」という危機管理を全員が持つことが、一番のリスク予防になると学びました。
午後のタカラモノプロジェクト、続いて町に寄贈するプランターを作成します。材料はもちろん地元の金山杉です。先ほど製材になる過程を見学した金山町森林組合より材料を準備いただき、作り方を指導していただきました。
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森林組合で製材され、新しい命を吹き込まれた金山杉。これからどんな第二の人生を送って欲しいですか?
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・「今の匠にも良い木だと言ってほしいですが、1200年後の匠にも良い木だと言われたらすごくうれしいです。」
・「建物になるにせよ道具になるにせよ、ひとの生活の中で役に立つ物に姿を変え、長く大事にされる物になって貰いたいです。」
・「住宅になって住んでいる人に癒しを与えるような形でもいいですし、公共建築として多くの人々が触れる場に使われるのもいいですし、金山杉に携わった人々の思いを大切に継承してくれるような方々に提供されるといいですね。」
・「金山町の子供達は杉の保育を授業で行い、それは大人になった時に、自分の子どものためにその杉で学校を立替えたり、自分達が入る老人ホームを建てるの
に定期的に使う、という循環システムができたら町民は建物にも愛着がわくし、自慢になる。町づくりに必要な材を町民たちが自前で育てる、そんな町があった
ら面白いと思います。」
プランターが終わった人から、マイ箸づくりにも挑戦します。作業の感想を聞いてみました。
・「メドテックさんと一緒に組んでプランターを作りました。楽しく作れました!」
・「昨年、作ったマイ箸もいまだ元気です。今回ので二膳揃いました。杉の香りもGOODです。」
・「家族と一緒にプランターを作りました。子供はトンカチや釘などの工具は大好きですね。一心不乱にトンカチを振るっていました。微笑ましいです。」
今回、特に印象深かったのは、活躍してくれた子ども達とパパ達です。参加者のイクメンぶりはテレビカメラも注目したようで、取材されていました。
「子供を含む家族3人で作りました。きれいに製材された”かねやま杉”が材料とあってちょっと緊張。全国植樹祭の顔のひとつとなるべく力を合わせました。箸は、普段使うことのない”かんな”を触れたのがとにかく楽しかったようです。」
「このプランターに花を植えて、秋に開催する全国育樹祭会場の沿道に置かせていただきます。沿道を花いっぱいにして皇族殿下をはじめ、県内外からのお客様をお迎えしたいと思います。この度はありがとうございました」
—今回、かねやま絆の森に参加して、あなたにとって何かタカラモノは見つかりましたか?—
・木の一生
・再生。
・感謝する気持ち
・100年近く生きてきた杉を次の100年に繋ぐ場所に立ち会えた事です。
・家族との絆
・さむいっけなぁ
・伐採倒木の瞬間。
・まさに木の一生に触れる体験を親子で出来たことです。あと、”えこいろ”に家族で出られたこと。
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金山には何度も足を運んでいますが、毎回、バスは森林組合の前をなんとなく通過していました。今までは、きれいに製材された木は私達にとって遠い存在だったのかもしれません。森林組合さんは参加者たちをあたたかく迎えてくれました。
敷地内には、見渡す限りたくさんの材木が乾燥されていました。木目がとってもきれいです。一口に材木と言っても、いろんな太さで大きさで、長いもの、薄いもの、様々な種類があるんだなと思いました。専門的なことは分かりませんが、でも一目見て、ここの杉はとても美しい良質な材だなと感じました。
一方で、この杉に関しては本来の価値をなえがしろにし、「安価なものを」優先させ樹齢15年から35年という短期間の「未成木」で製品化されている現状があるとも言われています。
市場に出回る安価で未成熟なものが「国産杉」として認知されてしまえば、ますます杉の価値が上がらなくなります。杉としての本当の価値を持ちはじめる適正な主伐時期を迎えた上質な杉とはほど遠い「国産杉」が私達の周りにあふれてしまうのは、とても悲しいです。
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数分で私達が見慣れた丸太の面影はなくなりました。
人間でいえば、「立派になったな」と言ってあげるところです。丈夫にまっすぐ育てと願い、人の手をたくさんかけてきた杉の木。このあと、どこに運ばれてどんな風に使われるのだろう。
ちょっぴり寂しいような、嬉しいような、複雑な気持ちになりました。まるで子供の新しい人生の始まりを見送る親のような気持ちでした。
一本の大きな丸太が数本の角材に生まれ変わりました。「よーく見てください」と、出来上がった材を皆の前に並べてもらい見比べてみます。よく見ると、太さも見た目も少しずつ違うのが分かりました。同じ一本の木からいろいろな種類の材が採れました。
森林組合さんは続けて「木は捨てるところも、無駄なところもない」という話をされました。
「例えば、節があるものは、見た目はイマイチかもしれないけどその分、強度がある。木の部分によってその良さを活かしてあげれば丈夫で長持ちさせることができる。皆さん、木の適性を知って上手に長く木を使って欲しい。そしてぜひ!金山杉で家を建ててください」
(人も同じだな)と共感した人も多かったかもしれません。話が終わると、自然に参加者の方から大きな拍手が送られました。
消費する。ということに関して、なんでも「安いに越したことはない。」と口から出てしまいそうですが、自分達が関わってきた森の関係者やこの金山杉を前にして「この木はもっと安くていい」とは、とてもではありませんがそんなこと言えませんし、認めることができません。
日頃から「安い」という価値感にあまりにもとらわれていないか、この杉の木を一例として身の回りにあるものの価値をもう一度考えてみたい。そう周囲の人達と話をしました。
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冬に木を伐採する理由として、成長のスピードが遅くなり水や養分の吸収を止めているので、乾燥による割れなどが生じにくい事もあります。また雪国ならではの理由(メリット)として、雪の上を滑らせることで商品に傷をつけずスムーズに木を搬出でき、同時に枝も落ちること等があります。実際に見学してみて、昔からの知恵でなるほど、効率がいいなと感心しました。
三英クラフトさんが伐採作業を始めて数分、最初は雑談をしていた参加者もしだいに集中して見入るようになりました。森林所有者と同じ気持ちになって、無事
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伐採は、危険を伴う大事な作業です。そして3代、4代で育ててきた木を、自分達の代で切るという重みもあります。いつになく真剣で慎重な三英クラフトの皆さん。西田さんと渡辺さんが担当します。
「約一世紀前からある木で、何人もの人の手を借りてここまで生きてきたんだと思うとなんともいえない嬉しいような気持ちになりました。」と参加者。徐々に、これからすごい瞬間を迎えるんだなという実感が湧いてきました。
作業開始から8分後「あっ、揺れてない?」「揺れてる、揺れてるよね!」ポツリポツリ、参加者が声を出します。ゆら~と左右に3、4回小さく揺れたあとは一気に地面をめがけて倒れました。
「うわー、来た来た来た!」「あーっ、倒れる、倒れる!」「きゃーーーーーーっ。」
倒木が目の前まで迫ってくるように感じられ、歓声が鬼気迫るものに変わっていきます。大事な瞬間を撮影する人達はシャッターチャンスを逃さないよう無言で集中しています。
目の前で37mの大木が倒れる瞬間は誰もが息を呑み、その存在感に圧倒されました。
「揺れ始めてからは一瞬でした、あっという間に倒れました。バリバリバリッと大きな音がして迫力に圧倒されました。あんな大きな木がワンバウンドしたので、またビックリして、ただただ息をのむ光景でした。」
木が大きくバウンドした風圧で周囲に積もった雪が舞いあがり、参加者の上に降ってかかります。前日に雪が降ったおかげで、「これは天からの思いがけないプレゼントだね」と話しました。それと同時に倒れた瞬間からみずみずしい杉の良い香りが、あたり一面に広がりました。
「なんといっても木が迫りくるあの臨場感はハンパじゃなかったです。倒れた木は思った以上に大きくてぎりぎりまで来るんじゃないかと思うくらいでした。」
ここからは参加者が「造材」の工程の枝払いを手伝います。重機を使い、木をふもとまで運びます。倒された木は山の上から、雪の上を滑らせて下ろしますが、その摩擦で多くの枝が自然に取れていくようです。すでに大量の枝が落とされたような状態でした。
参加者達は手ノコを使い、出荷前にきれいに仕上げたいと気を配りながら一生懸命手伝いました。杉の切り口や木の皮の匂いを嗅いで「いい匂いがする」と喜んでいたようです。また、自分で切った先端部分を記念に持ち帰える参加者もいました。
枝を払ったあとは「玉切り」の工程です。通常は等間隔に切りますが、この杉の根元部分は特注サイズで8mのところで切りました、これだけ太くて長い材はめったに出ないそうで特に価値があり、家の梁などに使われます。
根元の部分をきれいにスライスして、直径を測れるようになりました。この木は直径91cmでした!年輪を見ると、その幅は数ミリごとに刻まれています。伐採した樹齢96年の金山杉と、今年6歳になるお子さんと背比べ。ご両親から「おおばあちゃん(ひいおばあちゃん)とおんなじくらい長生きだよ」と教えてもらっていました。
残りの部分は先端に向かって4m間隔で玉切りし出荷となります。重機を使っての集材は秀也さんが担当です。とても器用に木を集めていきます。森部長の出すサインに従って手際よく作業が進みます。年輪がぎっしり詰まった美しい直線の丸太です。大切に育てた杉の木、どうか少しでも高く売れるといいなぁ!
3世代、4世代で育てられた木を間近に触れることができ、大変貴重な経験をしました。96年間、無事に育ってくれてありがとう。私達が植えた杉はまだ4歳、今日と同じように主伐され出荷に立ち会うことができるのは、今日参加した子供達の子供達の、子供達…あたりでしょうか。
かんじきハイクしたルートのすぐ横には、雪の下で勢いよく小川が流れていました。冬の静かな森の中で聞こえる川の音は多くの参加者が印象に残ったようです。「小さな川があり、その周りだけ雪が融けていてなんだかそこだけ違う世界のようでした。」この小川は、やがて最上川につながり、海へもつながる「始まりの場所」です。
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まだ雪深い冬の森を、かんじきを履いて伐採現場まで歩きます。足元を見ると生きている木の周りだけ丸く穴があいていますが、これは春になる
と日中の太陽熱が木を暖め、その熱が幹の周りの雪を解かすからだと教えてもらいました。
(土)、かねやま絆の森 第13回の現地活動を行いました。
前回に引き続き、荘内銀行様と合同開催です。
植樹から始まった私達の森づくりは「森の一生」を体験する5年間のクライマックスを迎えました。
会場近くの車道でバスを降り、ここから「かんじき」や「スノーシュー」を履いて伐採現場まで歩きます。
三英クラフトの秀也さんに履き方を教わり、見様見真似で履いてみる参加者。
森の入り口には、三英クラフトさんが参加者が登りやすいよう、雪の階段を作ってくれていました。おかげで楽に上っていくことができました。しかし、もう4月なんですが、すごい雪の量ですね。
この度は「かんじきウォーキングで自然観察したい」という希望を、山形県森林研究研修センターの協力により叶えていただきました。本日担当して下さるセンターの大築部長に元気よくご挨拶いただき、緊張気味だった参加者も笑顔になり場が和みました。ここで、どんぞうさん(大築部長)から、散策の目的と3つの宿題を出されます。
二つ目は、雪の上にある動物の痕跡(足跡や動物のフンなど)を見つけて観察する。
三つ目は、緑色の葉っぱを見つけたら一つだけ持ってくる。
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この奥には、どんな世界が待っているのでしょうかー。
参加者の心はワクワク期待でいっぱい。
「ポイント毎に木の芽のレクチャーや枝の香りを嗅いだり、木の成長の仕方を聞いたりしました。木の芽はまだ固く寒さに耐えている感じがしました。」
「かんじき体験は初めてで、良い経験になりました。途中で見つけた小川がきれいだった」
「木の下だけ雪が解けぽっかり穴が開いてました。木が生きているからだそうです」
森の中に入ると、木の下は風や雪から守られて暖かく穏やかに感じます。
「子供が木の芽を探したり触ったりしていました。親切に周りの方も子供達に話しかけたり、森の説明を積極的にして頂いてるようでした。ありがたいですね。」
自然観察のゴール地点、伐採現場に到着しました。「何か見つけた人!手を挙げて教えてください」の声に、大きく右手を上げるその手にはたしかに三つ目の課題だった「緑色の葉っぱ」が。子どもたちの積極的な参加に、自然観察も盛り上がりました。
最後に、どんぞうさんから「たいへんよくできました。勇気ある子供たちに拍手!」と頑張りをほめていただき、たくさんの大人たちに拍手で讃えられました。
根元に三英クラフトさんが、スタンバイしています。緊張感が漂ってきました(皆伐体験 )
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山形県主催「平成25年度やまがた絆の森セミナー」が山形県産業創造支援センター 多目的ホールで行われました。
山形ゼロックスの他、(株)荘内銀行さん、NDソフトウェア(株)さんが事例発表で今年の成果について報告しました。
また、昨年好評をいただいた参画組織によるパネルディスカッションも行われ、県北の金山チームと、県南の南陽チームが一緒になって意見を交換し、山形県の森づくりについて考え、本音を語りました。
今年は特に、どこの組織さんも単なる森づくりにとどまらず、森づくりを通した「人づくり、地域づくり」に報告の内容が変わって来たようでした。自然と活動テーマがその方向に向かって行く組織が増えて来ているようです。規模の違いはありますが「やまがた絆の森プロジェクト」自体も少しずつ成長していると感じました。
もう一つの目玉としては、最上と置賜という山形県の北と南に位置する絆の森の活動を聞き比べる機会にもなり、来場者の関心も高かったように思います。
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最初は受け入れる側の戸惑いもあったとのことでしたが、最後には学生達の方がNDソフトウェアさんを慕って社内行事に参加するまでの関係性になれたそうです。会場には山形大学の先生にもお越しいただいていましたが、学生にとっても、大学にとってもこの活動はチャレンジであったこと、そしてそれぞれに収穫があり良い経験になったと感想をいただきました。手探りの中、学生さん達と一緒に成長していったこもれびの郷さんのお話に、大変感激しました。
南陽市さんは、県内でも一番多く企業を受け入れている自治体です。農林課 森づくり推進さんのお話は大変興味深く、普段私達が知ることのできない現場での苦労や南陽市さんの熱意などを聞くことができました。行政の立場から見た森づくりを知る貴重な機会になり、お互いの理解が一層深まりました。また、協定企業と南陽市の強い信頼関係も感じられました。
なにより、この日集まったそれぞれの組織で今後の励みになり、県内の北と南が絆の森でつながったことが大変良かったと参加者の間で話になりました。
今までは企業が発言する機会はあっても自治体の担当者の方々が皆さんの前でお話をされる機会というのはあまりなかったように感じます。「企業の森づくり」ではありますが、支援してくださる自治体の方々も私達からみれば同じ仲間であり、同じ主役で、それぞれに伝えたいことがあります。こうした場所で発言される方々の目は輝き、いきいきとお話をされ、次回の活動にむけて自信がうまれます。非常に大切なことだと思います、今後も、企業だけでなく、裏方ではないもう一人の主役である行政の方や森林所有者と肩を並べて光が当たるような場所にご一緒できたらと思いました。
来年は山形県で、私達の活動拠点である金山町を主会場に「全国育樹祭」が開催され、県外からもたくさんの関係者が来県します。育樹祭の成功はもちろんですが、山形県は企業と行政が信頼関係のもと、それぞれのCSRと強みを持ち寄ってうまく取り組んでいる姿を全国に知っていただける機会になれたらいいなと思います。